■新会長 井嶋義文
2025年も4月に入り新しい年度の始まりです。
静岡県ソフトバレーボール連盟は4月26日に総会を行い、役員改選により会長の大任を仰せつかりました井嶋と申します。前任の齊藤会長をはじめこれまで連盟を支えソフトバレーを広めていただいた先輩方には遠く及びませんが、ソフトバレーを楽しんでいる皆さまにはさらに楽しんでいただくように、ソフトバレーに関わりのない方達にはソフトバレーに触れていただくように、新理事長の塚本光浩さんと歩調を合わせ環境作りができればと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
静岡県ソフトバレーボール連盟は発足してこの4月で27年目を迎えました。
静岡県バレーボール協会指導普及委員会が正式にソフトバレーの普及を始めた1991年から数えると34年に渡り県内の多くの皆さまに楽しまれてきたことになります。
近年では、2017年から始まった新たな登録管理システム「JVA-MRS」の初年度登録者数が900名を越え全国都道府県の中で2位となりました。2019年のリーダー講習会/研修会では、同年秋に静岡市で開催した全国レディースフェスティバルの直前であることと、アクティブリーダーへの資格移行のスタートが重なり、90名近い実に多くの皆さまに受講していただくことができました。各種大会でもカテゴリーを問わず多くのチームに参加していただくなど、この頃が長年の静岡県ソフトバレーボール連盟とご協力いただいた様々な皆さまの活動が、沢山のソフトバレー愛好者に認めていただいた感謝すべき時期だったことを数字が物語っています。
その後2020年2月の連盟20周年記念式典を開催した直後から新型コロナウィルスの感染が拡大し人が集まることは避ける時代となりました。何をするにしても感染予防や人が集まる機会を減らすことを優先し閉塞感を感じることが増えていきます。
そんなコロナ禍を経て社会は大きく変化しました。
これまでの日本の教育は平均化や協調性が基本にあり「周りと協調する」ことを刷り込まれていたように思いますが、自分と向き合う時間が増えて「自分を優先したい」気持ちが表面化してきたように思います。そのような個人を尊重し多様性を受け入れる傾向が社会に広まってきたことを皆さんも肌で感じていたことでしょう。
そんな中で、これからソフトバレーはどうなっていくでしょうか?
そもそも人はそれぞれ考え方が違うことは当然なことです。練習方法や何を優先するかでチーム内で意見がぶつかることも不思議ではありません。そんな時は視野を広くチーム内に限らずいろんなプレーヤーと話したり練習したりコラボして大会に参加してもいいかもしれません。ご自分にとってソフトバレーとは何かを見つめ直す機会と捉えてよいかも。
今は静岡県内でクラブチームが独自の大会や練習会を行う機会が増えています。地域主催大会も復活しています。私たち静岡県ソフトバレーボール連盟も組織内に限らずいろんな皆さんと話してご一緒してソフトバレーをもう一度見つめ直す年度にしたいと思います。
ソフトバレーほど幅広い年代やスキルなど多様性に対応できるスポーツはありません。
今の時代だからこそ、どうぞ「いつでも、どこでも、だれでも、いつまでも」ソフトバレーを存分に楽しんでください。